
・ 11/ 4 火星 さそり座 → いて座
・ 11/ 7 金星 てんびん座 → さそり座
・ 11/ 8 天王星 ふたご座 → おうし座(逆行)
・ 11/19 水星 いて座 → さそり座(逆行)
・ 11/22 太陽 さそり座 → いて座
・ 11/ 5 満月 おうし座 13度(スーパームーン)
・ 11/12 下弦 しし座 20度
・ 11/20 新月 さそり座 28度
・ 11/28 上弦 うお座 6度
・ 11/ 7 木星 順行 → 逆行の留(かに座 25度)
・ 11/ 9 水星 順行 → 逆行の留(いて座 6度)
・ 11/10 水星 逆行の留 → 逆行(いて座 6度)
・ 11/17 木星 逆行の留 → 逆行(かに座 25度)
・ 11/19 土星 逆行 → 順行の留(うお座 25度)
・ 11/29 水星 逆行 → 順行の留(さそり座 20度)
・ 11/30 水星 順行の留 → 順行(さそり座 20度)
・ 11/20 天王星 × 海王星 → セクスタイル
11月、注目したい星は水星です。
月間の星読みでこうした内惑星を採り上げることはあまりしないのですが、その慣例を敢えて破るのは、この星の動向に注目しておくことで、ほかの星たちの力を上手く活かせるか、それとも星たちの力に引きずられてしまうのか、のどちらかに分かれてしまいそうだったからです。
水星はこのひと月のなかで順行から逆行、そしてまた順行への一巡をします。しかも逆行中に星座の移動もします。
そして移動したタイミングで新月と重なります。
このときの新月と水星は天王星、土星、海王星とカイトを作り、冥王星も加えればミスティックレクタングルも描きます。

(↑この拡大画像はこちら)
カイトは才能が開花したり、それまでの努力が報われるといった効果が期待できます。
またミスティックレクタングルは、どんなに入り組んだ問題も解決してくれるアスペクト。
11月ごろは、そういった吉報が届く人が多いかもしれません。
しかしそれらは「ただ待っていれば来る」という甘いものではないようです。
新月や水星とオポジションになる天王星は、変化や革命を象徴します。
カイトというグループアスペクトは、この天王星がある位置の星が肝。この位置にある星の性質をどれだけ活かすことができるかによって、カイトという凧(カイトとは凧という意味)が宇宙高く上がるかどうかが決まるのです。
自分に革命を起こせる人。もしくは起きた革命を受け入れることができた人ほど、このアスペクトの恩恵を受け取ることができそうです。
また、どんなトラブルも解決してくれるミスティックレクタングルも「じゃあ、後はよろしく」では、何のアクションも起こさないでしょう。
問題を解決するにはズバリ「現状を壊すこと」が必要になります。
果たしてそれが、置かれている立場なのか。それとも考え方なのか。
いずれにしても何かを壊さない限り、解決への糸口をつかむことはできないようです。
ミスティクレクタングルの一角を担う冥王星は、破壊と再生の星。壊すことで、新たな価値を作り出します。
この星は問題解決の交換条件として、現状破壊を要求してくるわけです。
しかもこのグループアスペクトには天王星も絡んでいます。
変わらない限り、未来は開けない。壊さない限り、問題は解決に向かわない。
そのファーストステップとして、水星の動向に目を配る。
水星は思考や言葉、それにコミュニケーションなどを司ります。
それまで持っていた考え方をガラリと壊したり変えるくらいのことをしないと、現状は解決へ向かわないのかもしれません。
例えば、不平や不満ばかり言っていたのを止めて、意識的にポジティブな言葉を口にするようにする。そのくらい誰が見ても明らかな変わり方をしないと、幸運は訪れないのかもしれません。
やっぱり星たちは、そう簡単に私たちに夢だとか成功を届けてはくれないのですね。
変わり続けていくこと。
それが自分が自分でいられる唯一の方法、のように思います。
大原佳代子
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